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2013年6月1日

財務省ですら間違える税制改正!

30日、成立した税制改正関連法が税制改正大綱と違っていたと発表がありました。
今回は日付の間違いであったため、誰かが気づくべきところだったとは思いますが、税制改正の内容自体がボリュームが多すぎるのも問題だと毎年思います。
毎年どんどん税制改正がなされて、どんどん税金の仕組みが複雑になっていくことが本当にいいのだろうかと考えてしまったり。。。

税理士になる前は、「税制改正」自体、あまり興味もなく、税金といえば給料から天引きされているものの自分には縁のないもの、といった感覚でした。
一般の方々は、どの程度税制改正に興味を持っているのでしょうか?
自分にメリットのある税制改正や、特例などには興味あるのでしょうが、どの制度が自分に関係あるのか判別するのも難しいくらい、税金のしくみって本当に複雑。。。
税法を勉強した税理士ですら難しいと思う税金を、税法の心得のない国民に自分で申告して納税しろというのは、とても過酷な気がしてしまいます。

税金のしくみが複雑であるからこそ、税理士という仕事が成り立つのですが、
一国民としては、なんだか複雑すぎてごまかされている気がします。
減税、減税って表面的には言っていても、トータルでは増税なんじゃないかと思うこともあります。
ただ、税金が足りないなら増税も致し方ないとは思うのですが、その前に税金の使い道についてもっと考えてほしい。
やはり、増税の前に、税金の使い道をもっと正してほしい、と個人的には思っています。