エンディングノートは法律で決まったものではありません。
マスコミでも取り上げられたり、2011年10月に「エンディングノート」という映画が公開されたりして、
「エンディングノート」という言葉を聞いたことのある方も増えてきました。
「エンディングノート」ってなんでしょうか?
ウィキペディアによると、
エンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に自身に生じる万一のことに備えて自身の希望を書き留めておくノートだそうです。
自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記し、遺言と異なり法的効力はなく、
存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的として書かれるようです。
書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意です。主に次のようなことを書き記します。
◆病気になったときの延命措置を望むか望まないか
◆自身に介護が必要になった際に希望すること
◆財産・貴重品に関する情報
◆葬儀に対する希望
◆相続に対する考え方
◆プロフィール・自分史
◆家系図
「遺言」を残したほうがいいものの、まだ細かい内容について決めきれていない、また「遺言」を書く決断をしかねている方には、
ご自分の気持ちや方向性などだけでも、残しておかないと、残された家族に意思が伝えられないので
エンディングノートに記しておくことを提案しています。
遺言も遺書もエンディングノートも何もなければ、ご家族に気持ちを伝える術がありません。
残されるご家族のために、最低でもエンディングノート、メモでもかまいません。残してあげてください。
ご家族に思いを伝える、その方法はいろいろですし、何でも構わないでしょう。
ただ、何か形で残っていると残される家族もとてもうれしいものです。 口頭で聞くだけよりも効果は大きいと思います。一度ご検討ください。 |